本講座に入る前に入門編として、
ノベルゲーム制作の『流れ』について説明します。
作業にかかる日数、素材の発注タイミングなどを
企画&ライター&スクリプターの視線から解説します。
その他の用語、各セクションの仕事については後で説明します。
今は細かいことを気にせず、ふわっとした全体の雰囲気を掴んでください。
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用語解説
ライター
いわゆる物書き。脚本家、シナリオライターのこと。
ノベルゲーム業界では、プロット作成、シナリオ台本
宣伝コピーの作成も一手に引き受けるのが一般的です。
スクリプター
スクリプトという独自の簡易プログラム言語を用いて、
シナリオの展開に基づき、映像や画像の切り替えを行ったり、
キャラの立ち絵の動きを制御して演出として組み込む仕事。
プログラム知識は必要なく、演出&編集のセンスが問われます。
※ 台本=スクリプト と混同しやすいのでご注意ください。
企画段階
・企画会議 : およそ1ヶ月
・アイデアの練り込み、コンセプトの決定、企画規模の決定
・設定&プロット作り : およそ3ヶ月
・キャラクター&世界設定の作成
・プロットの作成
・仕様書作成のために素材を用意する(取材、資料集めなど)
上記のお仕事を行うのは、
企画&シナリオライター、プロデューサーやディレクターです。
社内にいると企画段階からガッツリ関わります。
一番忙しい時期だったりする。
開発初期段階
・素材発注その1
・キャラクターデザイン
・BGM、SE
・背景イラスト
・ノベルゲーム用のプログラム
・シナリオ執筆
開発がスタートしたら、
ライターはスケジュールに沿ってひたすら執筆。
同時進行で仕様書をまとめ、素材を発注します。
開発中期段階
・素材発注その2(スクリプト開始まで継続
・キャラクターの立ち絵
・販促イラスト
・OP.ED主題歌
・シナリオ執筆、校正作業 ⇒ アフレコ用に台本化する
シナリオが書き終わるまでの開発段階です。
同時進行で各素材が上がってくるので、チェックしましょう。
シナリオが書き終わったら校正作業が待っています。
開発後期段階
・素材発注その3(スクリプト開始
・イベントCG(スチル)
・販促、OP、EDムービー
・アフレコ(音声収録)
・スクリプト演出の打ち込み
台本(素のテキストにボイス番号を追加したもの)を
使ってアフレコを行う。
各素材が揃ったら、ようやくスクリプターの出番です。
仕上げ段階
・プログラムチェック
・素材チェック
・シナリオデバッグ
・スクリプトデバッグ
⇒ マスターアップ
スタッフ総出でデバッグを行い、マスターアップを迎えます。
ゲーム発売(やったね!)
ゲームが発売される頃には、次の企画がスタートしているものです。
現場によっては、すでに開発初期段階まで企画が動いているでしょう。
「To Be Continued…」
まとめ
以上が企画&ライターの視線から見た、
ノベルゲームの作業工程になります。
各項目については、次の記事で詳しく説明します。
より詳しくは、noteで公開している
をご覧下さい。
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